【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】
(なにが)
スペーサーがセットし難かった
(どうなった)
ゲージに切り込みを入れ、製品とゲージを近付けた
スペーサーがセットし易くなった
1日平均15秒短縮×月間20日発生
1カ月あたり:300秒削減 300円削減
【専門家コメント】
ワークに対するスペーサーのセット作業がしづらかった問題を、
ゲージに切り込みを入れるという「形状の工夫」によって
根本から解決した素晴らしい改善事例ですね。
報告書の【結果/効果】にある通り、これまでは「スペーサーがセットし難かった」ために、
微調整や位置合わせに余計な時間(手の迷いや目視確認のムダ)がかかっていました。
製品とゲージの間にわずかな距離や干渉があったことが原因だと推測できます。
今回、アフターのように「ゲージに切り込みを入れ、製品とゲージを近付けた」ことで、
「スペーサーがセットし易くなった」という、作業リードタイムを短縮しつつ
ミスも防ぐ完璧な状態へと進化しています。
現場の「ここがやりにくい」という声をしっかりと拾い上げ、
治具そのものを加工して解決する技術力と着眼点が大変素晴らしいです。
毎サイクルの数秒の遅れやストレスを確実に排除した、
付加価値の高い見事な取り組みです。改善活動お疲れ様でした。
さて今後のさらなる改善に向けてですが、
切り込みを入れたことで物理的な作業性は格段に向上しましたので、
ここからさらに一歩踏み込んで「視覚的なポカヨケ(誤配・誤セット防止)」の強化を
検討していただければと思います。
写真を見ると、製品には「HG39」「HG37用」といった型式の文字が書かれており、
複数の類似品番が存在する、あるいはセットするスペーサー自体にも
いくつかの種類がある環境のようです。
そこで、さらにここから踏み込んで、スペーサーをセットする箇所
(指のマークがある周辺や切り込み部分)に、
セットすべき部品と同じ色(例:赤、青など)のカラーペイントや、
形状の輪郭線を薄く描いてみてはいかがでしょうか。
「物理的なセットしやすさ」の次は、意識しなくても間違えようがない
「視覚的な標準化」へ。
品質をより強固に守る現場づくりのために、ぜひもう一工夫を加えてみてください。
引き続き頑張ってください。
さらなる改善事例をお待ちしております。

