5S改善事例:工具置き場を小型化に変更

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
現場に必要な物に対して、工具置き場が大き過ぎた
(どうなった)
工具置き場を小型化した為、必要な工具が見つけ易く、使い易くなった
1カ月あたり:100秒削減 100円削減

【専門家コメント】

表示や形跡整頓をすでに実施していた中で
「工具置き場のサイズが合っていない」
という問題点に気づき、現場で使う工具に
合わせて小型化してくれた改善ですね。

必要な工具がすぐに見つかることで
探す時間のムダがなくなり、作業効率も
大きく向上したと思います。

とても実用的でありがたい改善です。
ありがとうございました。

さて次のステップとして考えてほしいのは、
その工具置き場が今後も正しく使われるための
「清潔」や「しつけ」の仕組みです。

例えば
・工具が戻されなかった場合のチェック方法
・使用後に定位置へ戻すルールの徹底
・定期的な見直しのタイミングを決める
などを設けておくと、せっかくの改善が
長く保たれ、さらに良い職場になります。

ぜひその視点も加えて、次なる改善へと
つなげてください。

あなたの次の報告書を楽しみにしています。

目次

5S改善評価

(1)成果の大きさ:A(16点)

理由:
探すムダを削減し、必要な工具がすぐ手に入る状態に改善。作業効率アップ効果は大きいですが、生産停止を防ぐほどのインパクトではないためA評価としました。


(2)改善の独自性:B(12点)

理由:
形跡整頓の延長で「サイズの合っていない工具置き場」に気づき小型化した点は実用的。ただし、発想の新規性というよりは標準的な整頓強化の工夫と評価しました。


(3)改善の難易度:B(12点)

理由:
工具に合わせて置き場を加工・小型化するにはある程度の調整作業が必要。ただし、特殊加工や長時間作業は不要なため標準的な難易度です。


(4)清潔レベル:C(8点)

理由:
現在のままでは工具が戻らなかった際に乱れやすく、再発の可能性があります。定期点検や戻し忘れ対策の仕組み化が加わればA以上に引き上げられます。


(5)習慣レベル:C(8点)

理由:
小型化により定位置は明確になりましたが、「戻すルールの徹底」や「使用後の確認仕組み」が未整備。標準化・ルール化ができればAやSまで高められます。


総合評価

  • 合計点数:56点
  • 5Sレベル:B

改善の区分

  • ①改善の種類: 整頓
  • ②改善場所: 工場
  • ③改善対象: 工具/備品

💡 発展ポイント

  • 「工具未返却時に気づける仕掛け(色付き背景や戻しチェック表)」を導入する
  • 定期点検のタイミングを標準化して、乱れを未然に防ぐ
  • 新しい工具導入時の見直しルールも加えておく

👉 今回は Bランク(56点) の改善評価ですが、ルール化や点検仕組みを導入すれば Aランク以上 に成長できます。
次の報告では「清潔・しつけの仕組み化」が加わることを期待しています✨。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。16年間で900社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

目次