5S改善事例:バリ取りゲージの大型化

【ビフォー】

【アフター】

【結果/効果】

(なにが)
ゲージを使用していても、リューターキズが発生していた
(どうなった)
キズ品を処理する時間が無くなった
1カ月あたり:150秒削減 150円削減

【専門家コメント】

従来の布製カバーでは精度が足りず
リューター作業中にキズが発生していた問題に対し
硬質樹脂製の精密カバーに変更することで
キズを完全に防止できるようにした改善ですね。

発生していた問題の原因を見極め
根本から対策されたことに
とても感謝しています。ありがとうございます。

このような“未然に防ぐ”視点こそが
5S活動の中で最も重要な「清潔」の考え方です。

次の改善視点としては、このカバーが
長期間使用される中で劣化したり
精度が落ちるリスクへの備えです。

たとえば
・定期的なカバーの点検ルール
・交換時期の目安を決める
・カバー保管場所の整頓や明示
などを整えておくことで、
より高いレベルの職場品質が保てます。

ぜひ今の改善を“続く仕組み”にしていただき
また新たな報告を届けてください。

次回の改善報告を楽しみにしています。

目次

📊 5S改善評価

(1)成果の大きさ:S(20点)

理由:
キズという品質不良を根本的に解決し、生産効率・信頼性に直結する成果。再発を完全に防止できる点は非常に大きな成果です。


(2)改善の独自性:A(16点)

理由:
従来の布製から硬質樹脂製への発想転換はやや高度であり、誰もが思いつく対策ではない。独自性は高いが、完全に新規というよりも既存素材の工夫なのでA評価としました。


(3)改善の難易度:B(12点)

理由:
材質選定や加工精度の確認は必要だが、設置や運用自体は大きな工数を要しないため、標準的な難易度と判断しました。


(4)清潔レベル:S(20点)

理由:
キズ発生という問題を未然に防止できる仕組みに改善されており、まさに清潔レベルでいう最高位。再発の心配がほぼなくなりました。


(5)習慣レベル:B(12点)

理由:
カバー交換や点検ルールがまだ定義されていないため、今後の劣化や使い方によっては再発の可能性あり。ルール化や標準化ができればAやS評価に向上できます。


総合評価

  • 合計点数:80点
  • 5Sレベル:A

改善の区分

  • ①改善の種類: 清潔
  • ②改善場所: 工場
  • ③改善対象: 治具/刃具

💡 発展ポイント

  • 点検ルール(例えば「月1回精度確認」「使用回数で交換」)を設定する
  • 保管場所を明示・整頓し、誰でも迷わず管理できる仕組みを作る
  • 写真付き手順書で使用・交換のルールを標準化する

👉 今回の改善は Aランク(80点)
特に「未然防止」という大きな価値を持っています。あと一歩、点検・交換ルールが加われば Sランク へと成長できます✨。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。16年間で900社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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