この事例は、ズレ防止板でハンマー入れの位置を固定し、毎回の手直しをなくした整頓事例で、専門家評価はBランク(52点)。次回のAランクを狙える。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 改善の種類 | 整頓 |
| 改善場所 | 工場 |
| 改善対象 | 工具/備品(ハンマー) |
| 専門家評価 | Bランク(52点。Bは46〜65点) |
| 効果 | 1回5秒が0秒に。1日5秒×10回=50秒、月4回で200秒、200円の削減(改善報告の試算) |
改善前の状態(Before)
マグネット付きの入れ物を、ハンマー入れとして使っていました。ところが、ハンマーの重みで入れ物がズレてしまい、そのたびに定位置に戻す必要がありました。

改善内容(After)
ズレ防止板を設置して、入れ物がズレないようにしました。定位置に戻す手間がなくなり、1回5秒かかっていた手直しが0秒になりました。

専門家コメント
改善前はマグネット付きの入れ物をハンマー入れとして利用していましたが、ハンマーの重みで入れ物がズレてしまい、その度に定位置に戻す必要があったのを、ズレ防止板を設置して解決した改善ですね。
よくこの不便さに気づき、確実に定位置を保てるように工夫してくれました。日常の小さな手間を無くすことは、作業効率やストレス軽減にも直結します。ありがとうございました。
次に考えてみてほしいのは、このハンマーが使われた後に必ず元に戻る仕組みです。例えば置き場所に「ハンマー置場」と表示し、輪郭線や写真を貼っておくと、誰でも迷わず戻せるようになります。
また、ズレ防止板の材質や形状を見直すことで、耐久性やメンテナンス性も向上できるかもしれません。改善は一度で終わりではなく、使いながら磨くことが大切です。あなたの次なる素晴らしい改善報告を楽しみにお待ちしています。
5S改善評価:合計52点(Bランク)
| 評価項目 | 評価 | 点数 |
|---|---|---|
| (1)成果の大きさ | B | 12点 |
| (2)改善の独自性 | B | 12点 |
| (3)改善の難易度 | C | 8点 |
| (4)清潔レベル | B | 12点 |
| (5)習慣(しつけ)レベル | C | 8点 |
| 合計 | B | 52点 |
(1)成果の大きさ:B(12点)
理由:ズレを防ぐことで日々の手直し時間がゼロになり、使い勝手が向上しました。影響範囲はハンマーの置き場に限定されますが、累積すると大きな時間削減になるため、「満足のいく成果」と評価する。
(2)改善の独自性:B(12点)
理由:「ズレ防止板を設置して位置を固定する」という発想は比較的標準的ですが、マグネット式入れ物の弱点を見抜き、物理的な補強策で解決した点は良い着眼です。改善方法としてもシンプルで確実性が高く、「標準的に発想ができる改善」と評価する。
(3)改善の難易度:C(8点)
理由:板のカット・取付加工が必要なため、数分〜15分程度の作業と想定されます。工具や素材の準備は必要ですが、特別な技術は不要なため、「そんなに時間をかけない改善」と評価する。
(4)清潔レベル:B(12点)
理由:物理的にズレない構造にしたことで、置き場所が乱れたり放置されたりすることを防げています。ただし「使用後必ず戻す」ための視覚的仕組み(表示・輪郭線)が未導入のため、現状は「同じ状況なら再発が起きにくい」状態と評価する。
(5)習慣(しつけ)レベル:C(8点)
理由:現時点では物理的対策で位置は守られますが、使用後に確実に戻す運用ルールがないと、別の場所に置かれる可能性があります。ラベルや形跡管理を追加すれば習慣レベルも上がります。
評価できる点と、Aランクに近づく次の一歩
評価できる点
合計52点のこの事例は、Bランクの中ほどにいます。専門家は、この方向性なら次回はAランクも十分狙えると述べています。
- 日常の小さな不便に気づいた。ハンマーの重みで入れ物がズレる、という見過ごしがちな手間を見つけました
- 「気をつけて置く」ではなく、構造で解決した。ズレ防止板で、位置が物理的に動かない形にしています
- 清潔レベルがB(12点)。置き場が乱れたり放置されたりするのを防げていると評価されています
あと14点でAランク。清潔をSに、習慣をAに
合計52点のこの事例は、Aランク(66点以上)まであと14点です。清潔レベルをB(12点)からS(20点)に上げると+8点、習慣(しつけ)レベルをC(8点)からA(16点)に上げると+8点で、合計は68点になり、Aランクに届きます。清潔をA(16点)までにとどめると、習慣をAに上げても64点なので、あと2点足りません。
| 上げ方 | 清潔 | 習慣 | 合計 | ランク |
|---|---|---|---|---|
| 現在 | B(12点) | C(8点) | 52点 | B |
| 清潔をA、習慣をAに | A(16点) | A(16点) | 64点 | B |
| 清潔をS、習慣をAに | S(20点) | A(16点) | 68点 | A |
「戻し忘れ」「別の場所に置く」を、起きる前に防ぐ
ズレ防止板で、入れ物の位置は守られるようになりました。次は、ハンマー自身が元の場所に戻る仕組みです。清潔レベルの最高位は「問題を未然に防止できる仕組み」です。「戻してください」と呼びかけるのではなく、戻す場所が一目で分かり、戻さないと目立つ形にします。次の表は、専門家のアドバイスをもとにした例です。
| 起こりうる不具合 | 未然防止の仕組み(例) |
|---|---|
| 使用後に別の場所に置かれる | 置き場所に「ハンマー置場」と表示し、輪郭線や写真を貼る |
| ズレ防止板が傷む・外れる | 材質(樹脂・ゴム・金属)を比較して、耐久性とメンテナンス性を高める |
| 他の工具・備品で同じズレが起きる | 他の工具や備品にも横展開する |
これらを全員が守る標準にして、使い方まで決めれば、習慣(しつけ)レベルも上がります。改善は一度で終わりではなく、使いながら磨いていくものです。
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