5S改善事例:電気の場所の表示

【ビフォー】表示前

【アフター】表示後

【結果/効果】

(なにが)
間違えて点け直すムダが
(どうなった)
1日平均で1秒短縮×月間20回発生
1カ月あたり:20秒削減 20円削減

【専門家コメント】

電気のスイッチに表示がなかったことで、
間違ったスイッチを押してしまい、
点け直すというムダな作業が発生していた状態を、

各スイッチに「手前」「中央」「奥」といった
位置を明確に表示することで、
どのスイッチがどの照明を制御しているかを
一目で分かるようにした改善ですね。

操作ミスを防止し、無駄な動きをなくす
とても実用的でありがたい改善です。
ありがとうございます。

このような「見える化」は、5Sの“整頓”にあたる
基本の考え方であり、誰が操作しても同じ結果が
得られる職場づくりに欠かせない要素です。

次に考えてほしいのは、
この表示が今後も読みやすく、
正しく機能し続けるか?という“清潔”と“しつけ”の視点です。

たとえば
・表示のテープが剥がれた時の交換ルール
・照明の配置変更時の表示更新の仕組み
・表示の意味を周知・共有するための掲示

などを整えることで、改善の効果が長く持続します。

今回の取り組みを他のスイッチ類や
操作パネルにも展開していけると、
さらに職場全体の使いやすさが向上しますね。

次なる改善報告を楽しみにしています。

目次

5S改善評価

(1)成果の大きさ:A(16点)

理由:
スイッチ操作のムダや間違いをなくす効果は明確で、作業効率と快適さの両方に貢献している。小規模ながら現場に与える影響は大きい。


(2)改善の独自性:C(8点)

理由:
「スイッチに表示を付ける」という方法は比較的一般的で、多くの現場で取り入れられるシンプルな発想。ただし、実際にやりきった点は評価できる。


(3)改善の難易度:C(8点)

理由:
テープやラベルでの表示追加は数分〜15分程度で実施可能。難易度は低いが、実行力が重要。


(4)清潔レベル:B(12点)

理由:
現状の表示で再発は防げるが、剥がれや劣化で見えにくくなるリスクがある。定期的な更新ルールがあればA以上に上げられる。


(5)習慣レベル:B(12点)

理由:
誰でも使える「見てわかる仕組み」が整っている点で標準化に近い。ただし、表示更新ルールや周知を行えばさらに強固な習慣化につながる。


総合評価

  • 合計点数:56点
  • 5Sレベル:B

改善の区分

  • ①改善の種類: 整頓
  • ②改善場所: オフィス・工場
  • ③改善対象: 設備( 照明スイッチ)

発展ポイント

  • 表示テープの耐久性(剥がれ・汚れ)を定期点検
  • 配置変更時の更新ルールをマニュアル化
  • 表示の意味を周知・掲示して、新人や外部作業者にもわかるようにする

👉 今回は Bランク(56点) の実用的な改善でしたが、あと一歩「維持・標準化」の仕組みを加えることで Aランク(66点以上) に到達できます。

この記事を書いた専門家

 大手総合電機メーカーで20年間経験を積んで平成22年に独立。16年間で900社を超える中小企業支援、そして自らも小売業を立ち上げて業績を安定させた実績を持つ超現場主義者。小さなチームで短期的な経営課題を解決しながら、中長期的な人材育成を進める「プロジェクト型課題解決(小集団活動)」の推進支援が支持を集めている。

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