この事例は、外注部品55種類を機種ごとに色分けし、仕切りで混在を防いだ整頓事例で、専門家評価はBランク(64点)。あと2点でAランクに届く。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 改善の種類 | 整頓 |
| 改善場所 | 工場 |
| 改善対象 | 材料/部品(外注部品) |
| 専門家評価 | Bランク(64点。Bは46〜65点) |
| 効果 | 探すムダが、1回の平均8秒から1秒に(7秒削減)。月7秒×48回=336秒、336円の削減。年間4032円の削減(改善報告の試算) |
改善前の状態(Before)
外注部品55種類を品番ごとに並べていましたが、すぐバラバラになり、必要な部品を探すのに時間がかかる状態でした。

改善内容(After)
機種ごとに色分けして仕切りを設置しました。部品が混在せず、整頓を維持しながら、探す手間を大幅に削減できるようになりました。

専門家コメント
改善前は外注部品55種類を品番ごとに並べていましたが、すぐバラバラになって必要な部品を探すのに時間がかかる状態でした。そこで機種ごとに色分けして仕切りを設置し、部品が混在せず整頓を維持しながら、探す手間を大幅に削減できるようにした改善ですね。
まずはこの混乱を招きやすい課題を見つけ、整理・整頓の仕組み化で解決してくれたこと、本当にありがとうございます。今回の工夫は「誰が見てもわかる置き方」を作る良い事例で、作業効率向上にも直結します。
次に考えたいのは、この整頓状態を長期間くずさないためのルールづくりです。例えば色分けごとに明確なラベルを貼る、仕切り内の定数管理をする、補充時の手順を標準化するなどの方法があります。こうした「清潔」と「しつけ」の視点を加えれば、さらに乱れにくい職場環境になります。
あなたの次なる素晴らしい改善報告を楽しみにしています。
5S改善評価:合計64点(Bランク)
| 評価項目 | 評価 | 点数 |
|---|---|---|
| (1)成果の大きさ | A | 16点 |
| (2)改善の独自性 | B | 12点 |
| (3)改善の難易度 | B | 12点 |
| (4)清潔レベル | B | 12点 |
| (5)習慣(しつけ)レベル | B | 12点 |
| 合計 | B | 64点 |
(1)成果の大きさ:A(16点)
理由:混在防止により探す時間を大幅削減でき、ピッキングミスの防止にも効果があります。作業効率・品質面ともに改善効果が大きく、「やや大きい成果」と評価する。
(2)改善の独自性:B(12点)
理由:色分け+仕切りの組み合わせは比較的標準的な整頓手法ですが、55種類という大量品目を機種単位で管理する発想は現場に即しており有効です。標準化しやすい改善のため、「標準的に発想ができる改善」と評価する。
(3)改善の難易度:B(12点)
理由:仕切りの設計・色分けの選定・配置替えなど、計画と作業時間がある程度必要です。特に品目が多いため分類作業にも時間を要したと考えられ、「標準的な時間でできた改善」と評価する。
(4)清潔レベル:B(12点)
理由:仕切りにより乱れにくい構造になっており、再発防止効果は高いです。ただし補充方法や定数管理、破損・汚れ時の対応ルールが未設定と思われるため、現時点では「同じ状況なら再発が起きにくい」状態と評価する。
(5)習慣(しつけ)レベル:B(12点)
理由:色分けと仕切りで物理的に整頓状態を維持できるため、ある程度の習慣化は可能です。ただしラベル表示や補充手順の明文化がないと、長期的には乱れが発生する可能性があります。
評価できる点と、Aランクに近づく次の一歩
評価できる点
合計64点のこの事例は、Bランクの上位にいます。次の点をしっかり評価したいと思います。
- 混乱を招きやすい課題を見つけた。55種類という大量の部品に向き合いました
- 「誰が見てもわかる置き方」を作った。色分けと仕切りで、構造的に混在を防いでいます
- 成果がA(16点)。探す時間の削減に加え、ピッキングミスの防止にも効果があると評価されています
あと2点でAランク。清潔か習慣を1段階上げる
合計64点のこの事例は、Aランク(66点以上)まであと2点です。清潔レベルをB(12点)からA(16点)に上げるか、習慣(しつけ)レベルをB(12点)からA(16点)に上げれば、どちらも+4点で合計68点になり、Aランクに届きます。専門家も、この方向なら次回は確実にAレベルへ引き上げられると述べています。
| 上げ方 | 清潔 | 習慣 | 合計 | ランク |
|---|---|---|---|---|
| 現在 | B(12点) | B(12点) | 64点 | B |
| 清潔をAに | A(16点) | B(12点) | 68点 | A |
| 習慣をAに | B(12点) | A(16点) | 68点 | A |
補充や入れ替えで崩れるのを、起きる前に防ぐ
仕切りで乱れにくくなった今は、補充や入れ替えのときに崩れない仕組みへ進むタイミングです。清潔レベルの最高位は「問題を未然に防止できる仕組み」です。「気をつけて戻す」に頼らず、ラベルと数量の表示で防ぎます。次の表は、専門家のアドバイスをもとにした例です。
| 起こりうる不具合 | 未然防止の仕組み(例) |
|---|---|
| 置き間違いが起きる | 色分けごとにラベルを貼り、品番を明示する |
| 仕切り内の部品が不足したり過剰になったりする | 仕切りごとの定数管理を行い、不足・過剰を見える化する |
| 補充・入れ替え・清掃のやり方が人によって違う | 補充・入替・清掃のルールを文章にして標準にする |
| 仕切りの破損や汚れに気づかない | 破損・汚れ時の対応ルールを決める |
これらを標準にして、他の部品棚や工具棚にも展開すれば、習慣(しつけ)レベルも上がります。
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